農林水産・食品分野の知的財産の実例【環境分野】

農林水産・食品分野の知的財産の実例【環境分野】

特許

【特許番号】特許第4237684号
【発明の名称】エタノールの製造方法およびエタノール製造システム
【特許権者】学校法人東京農業大学
【発明の概要】
本発明によれば、アルコール発酵を、水分含量の比較的少ない固体発酵法で行うため、アルコール回収の際に問題となっていた廃液の発生がなく、廃液処理のための作業やコストが不要となる。また、蒸留後の残渣は酵母や麹菌由来のタンパク質を豊富に含むため、家畜用の飼料として利用することができる。


● 「固体発酵」という発酵法を応用して、アルコール発酵を行っても廃液が出ないシステムの開発に成功しています。廃液が出ずシステムもコンパクトにできるとあって、食品残渣や農産廃棄物の処理を必要としている分野から注目されています。

特許

【特許番号】特許第4383940号
【発明の名称】採水装置
【特許権者】学校法人東京農業大学
【発明の概要】
空気中に含まれる水蒸気を凝縮させて水を得る採水装置。水蒸気を含んだ空気がダクト内を通過する際にダクトの外側からある程度冷却される(予冷される)ので、水蒸気を含む空気を凝縮器において凝縮(凝結)させるために要する顕熱を低下させることができる。これにより、採水装置における取水効率の向上を図ることが可能となる。

● もともとは砂漠のような場所でも水を確保できるように開発された装置です。日本では地震などの災害によって水が不足するような状況下での活躍が期待されます。